ウニの殻を真半分に割ります。 ウニのヘソに道具の先端を突刺し、握りこむことによりパカリとウニガラが割れます。
真半分に割る事がポイントです。 受注生産品。
※購入したいとのお問い合わせが多く寄せられますが、 残念ながら小林商店での販売はいたしておりません。 購入先のご紹介はいたしておりますので、 ご希望の際は問い合わせくださいませ(これまでのご案内数:582)。
ウニの身をきれいに殻からはがします。 身は大変デリケートでもろく、 ウニくじりの先端のカーブを利用して殻に沿ってくりぬくように取り出します。
作業は時間との戦いで、のんびりしていると、すぐにウニは弱ってしまいます。 だからといってあわてて作業が雑になると、ウニの身を崩してしまい、商品にならなくなります。
熟練を要す作業で、この道数十年の海女が作業にあたります。
竹林より切り出した孟宗竹より一つづつ削りだして作ります。
全長は32cm程度で、普通のお箸よりも長く作ります。 箸の先端はできるだけ細くつくり、 身を一粒一粒つまみやすいようにしてあります。、 作業する人それぞれに「マイ竹箸」なるものが存在し、他人の箸では作業能率が下がります。
ウニ漁には素もぐり漁法とかけ獲り漁法があります。 素もぐり漁法は、ウェットスーツを着用した海女がウニの生息しているところまで潜り、手づかみで獲ってくる方法で、 かけ獲り漁法は、船上からかぎ竿でウニを引っかけて獲る漁法です。
箱メガネはかけ獲りの際に使用される道具で、歯でフチにかみついてしっかりと頭に固定させ、海中を覗きこむために使用されます。 これがないと、漁師は海中のウニを探し出すことができません。
かけ獲り漁法に使用する道具で、カギの部分は鉄、竿は竹で作られています。
上記箱メガネと一緒に使用され、先端のカギで、岩の間にもぐりこむウニをキズをつけないようにほじり出します。
使用した後は、野外においておくと竹が割れてしまうため、筒型のケースに入れ、直射日光をさえぎります。